2月7日(木)・8日(金)・9日(土)に東京で開催される「クラフト見本市2013」に向けて、遠州綿紬・ぬくもり工房さんのパンフレットが完成しました。
表紙は、いたってシンプル。ロゴマークと同様に、伝統をほのかに感じさせながらも、古めかしくないデザインに仕上げました。実はここに至るまで、いくつものパターンを考えるなど試行錯誤しました。100枚ほどの写真の中から、表紙にふさわしい写真を選ぶのにも時間がかかりましたが、表紙らしく、印象に残るデザインになったかと思います。
表紙は、手に取る人が直感的に「あっ、なんかいいな」と感じる佇まいが理想です。冊子の大きさは、A5サイズ。手に取りやすさも重要ですね。
中を開くと、ぬくもり工房さんの企業理念「手のぬくもりは人から人へ」。伝統を受け継ぎ、人と人とのつながりを大切にする会社ということで、以前に僕が自主提案したコピーを採用していただきました。
次に、職人さんによる全工程を分かりやすく紹介しています。ひとつひとつの工程に興味を持ってもらうことも大切ですが、全体を見て「人の温度」のような手作り感を感じてもらえればと思っています。
「日本の縞」として、代表的な縞を紹介。左側に掲載されている6つの柄は、糸の色合いから縞の幅まで、デザインを監修しました。
四季を感じる柄をプロデュースするためのイメージマップ、風呂敷のような包み方、生地を無駄なく使うためのハギレ20種の紹介です。
ぬくもり工房さんの自社ブランド「つむぐ」。伝統の風合いを現代に生かしたアイテムをご提案しています。百貨店や新東名のサービスエリアなどで取り扱いがあります。
最後のページは会社概要で、以上で全12ページ。中綴じ冊子という製本方法で、4ページずつ増やせる仕様なので、今後も商品やコンテンツを追加できるように配慮しています。
さて、いよいよ今週となりました。7日(木)はバイヤーやプレスのみに公開、8日(金)・9日(土)は一般公開、展示販売となります。ひと味ちがう日本のクラフトが一同に集う見本市です。ご興味ある方、ぜひ足をお運びください。