今日(2月7日)から開催されている『クラフト見本市2013』。全国から作り手・使い手が120組ほど集う展示販売会です。作り手の想いを直接聞きながら、手仕事の日用品に触れることができるのが最大の魅力です。今回、浜松から出展している遠州綿紬・ぬくもり工房さんに同行して、展示等の監修をしてきました。
主催者の方が、日本では画一的な製造業に押されてきたとき、産地の職人たちが試行錯誤を重ね、何とか良いものを作ろうと頑張ってきた。それを「クラフト」と呼びたい。と強い言葉で語っていた姿が印象に残りました。作り手の「温度」。つまり、熱い想いがクラフトには宿っているのです。
初日はバイヤー、ショップ関係者のみの来場。知られざるクラフトを発掘すべく、さまざまジャンルの方が訪れ、熱心に話に耳を傾けていました。
クラフト食堂では、出展者が作ったテーブルや器で、ランチをいただけます(要予約)。こうして実際に使ってみることで、作り手の意図や日用品としての機能性などを感じることができます。
開催前日には、出展者が一堂に揃って交流会が開かれました。北海道から九州まで、自己紹介を交えながら出展への思いが語られました。掛川のストールブランド・福田織物さんや藤枝の家具ブランド・kitomaさん、大井川葛布・静岡壁紙工業さんなど、静岡県の出展者の方とも交流をすることができ、とても有意義な時間となりました。
2月8日(10時〜20時)・9日(10時〜17時)は、いよいよ一般公開です。展示販売会なので、もちろんその場でお求めもできます。日本のクラフトを一堂に見ることができる良い機会なので、ご興味ある方はぜひ足をお運びください。
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