7年間のコピーライター時代を経て、いよいよ独立することになりました。コピーライターの外山佳邦(とやまよしくに)と申します。これまで多岐にわたる業界のキャッチコピーや商品コピーを依頼される中で、経営者から「会社のイメージづくり」や「商品のプロデュース」について相談をされることが多くありました。
その中で、感じたこと。
それは、中小企業にはデザインの力が必要である、ということです。デザインというと「装飾的なもの」と思われがちですが、装飾的なものを考える前に、まずは会社としてどうあるべきか、商品の魅せ方をどうするべきか、そのような本質から考えます。もし商品自体に魅力がなければ、商品企画から携わることもあります。
そして、経営者の「志」を見える化し、価値ある商品の魅力を正しく伝えることを、ここでは「ブランディング」と呼んでいます。ロゴマークやパンフレット、ネーミングやホームページなど、お客様が“触れるもの”のイメージを作っていくことで、その会社(商品)ならではの固有の“らしさ”を築いていきます。
日経デザイン(9月号)の特集にもあるように『顧客を呼ぶ「売り方」のデザイン』が、今の時代のキーワードだと思います。長期的なファン(顧客)を増やし、売れ続けるためには、ただモノを大量に売るだけではなくストーリーが大切なのです。お客様が、商品ができるまでの背景に共感し応援してくれるストーリーを「見える化」することがブランディングの大きな役割です。
独自の技術や熱い思いでモノづくりに励んでいる、中小企業や個人商店の魅力を世の中に伝えるために、これからがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。