2013年9月1日日曜日

グッドデザインしずおか・審査員

今年度(2013年度)から『グッドデザインしずおか』の審査員を務めさせていただくことになりました。この賞は、静岡県内の中小企業等が、企画から流通において、戦略的にデザインを活用した製品を選定・顕彰する事業で、今回の審査会では最年少の審査員に選出されました。

審査は、デザインが戦略的に活用されているか、ユーザー視点に立ったものづくりがなされているかなど、いくつかの基準にもとづいて一次審査・二次審査を進めていきます。先日、一次審査会が開催されたのですが、初めての審査員で緊張感もあり楽しさもあり、新鮮な経験となりました。

中小企業のブランディングという視点から自分の意見を述べる一方で、工業デザイナーや流通に強い方など、ほかの審査員の方々の視点からのご意見から学ぶことも多かったと感じています。せっかく貴重な機会を与えられたので、自分の持つ専門性と知識を審査に活かして、静岡県のデザイン産業の発展のために貢献したいと思います。

2013年8月23日金曜日

ぬくもり工房|ホームページリニューアル

遠州綿紬のぬくもり工房さんのホームページをリニューアルしました。浜松発の地域ブログ「はまぞう」さんのブログを全面的にカスタマイズ(デザインの刷新)した形になります。

●遠州綿紬のぬくもり工房/http://nukumori.hamazo.tv/

一般的なホームページをつくる場合に比べて、ブログはシステム上の制約が多少ありますが、ブログのカスタマイズを選択した理由として、2006年から継続して更新してきた膨大なアーカイブ(過去の記事)を活かすため、また地域の皆さんにとって最新記事にアクセスしやすい、というメリットを考慮した結果です。

リニューアルに際しては、情報発信の内容を分かりやすく整理したことに加えて、「生地見本」「取材依頼」「卸販売」「お問い合わせ」それぞれのページで専用フォームを設置。各フォームに必要な入力欄を設けることで問い合わせしやすいようになり、メールを受け取る側も管理しやすいという業務改善も兼ねています。

また、基本的に更新しない「固定ページ」と、頻繁に更新する「更新ページ」を分けてデザインしました。「お知らせ」「メディア掲載」などの更新ページは、投稿するときにカテゴリを選ぶだけで自動的に反映されます。投稿の際に分類できる利便性も備えています。
これからの時代を見据えて、英語ページも追加。日本の繊維メーカーの案件に多く携わる、経験豊富な翻訳者の方に英訳をしていただきました。

ブログの機能面(更新のしやすさ)を活かしながら、デザインとしても魅力的なものにするために、アイデア構築には随分と時間がかかりましたが、最終的にはどちらも満たすものができたかと思います。次は、いよいよ今秋の新ショップOPEN。引き続き、気を引き締めてがんばります。

●遠州綿紬のぬくもり工房/http://nukumori.hamazo.tv/

2013年8月9日金曜日

おひさま書道教室|ネーミング・ロゴ・看板

書道教室を開講する先生から看板制作のご依頼があり、デザインを承りました。「実は、書道教室の名前も困ってまして・・」とご相談を受け、ネーミングもご提案させていただくことになりました。

主に子供たちが対象の書道教室で、「子供たちにとって、書だけでなく癒しの空間でありたい。たとえば、悩みを気軽に話せたり、好きなことに没頭できたり、本を読んでみたり・・」と先生の温かい志に触れ、ネーミングも温かく迎え入れるような言葉を選びました。

いくつかご提案した中から、先生が選んだのは「おひさま書道教室」。シンプルな名前で、子供たちにスッと受け入れられ、温かさも感じられる名前かと思います。

ロゴマークは、「母性愛、幸福」を花言葉に持つルビナス(昇り藤)をモチーフに、おひさまを連想させるように円を描きました。文字は、もちろん先生の書です。

さて、看板ですが、当初は、木の板にアクリルの切文字を貼る仕様だったのですが、西日が強く当たる場所で木の劣化が予想されるので、ひと工夫することになりました。

薄い板に木のシートを張り、その手前に透明のアクリル板を付けることで、正面から見ると木板に見え、近づくと立体感が浮きだってくるような仕様です。切り文字の影が柔らかな印象をプラスして、柔らかい仕上がりになったと思います。

看板施工は、日伸工芸の石川さん。相変わらず、仕事が丁寧です。猛暑の中、設置面のタイルが割れないように慎重に四隅に穴を開け、施工していただきました。

2013年・夏期休暇

【2013年・夏期休暇のお知らせ】

皆様には大変ご不便をお掛けいたしますが、8月10日(土)~8月18日(日)まで、夏期休暇とさせていただきます。充分にリフレッシュして、ブランディングに必要な英気を養いたいと思います。なお、夏季休暇中のお問い合せにつきましては、8月19日(月)以降に順次対応させていただきますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

株式会社55634代表
外山佳邦

●55634ホームページ/http://55634t.com

2013年8月4日日曜日

浜松市・未来ビジョン策定会議

浜松市の30年後にあるべき姿を議論し、市の総合計画に活かすための会議。『浜松市・未来ビジョン策定会議』の市民委員に選ばれました。

この会議が告知される少し前に、今から約30年後には「浜松市人口13万6000人減」と、新聞で公表されました。現在が約80万人なので、約65万人になる試算です。人口が減るということは、地域経済への影響だけでなく、さまざまな社会制度の維持が難しくなるため、どの地域にとっても重要な課題といえます。

さて、地方都市の生き残りを賭けて、これから30年間、何をすべきか。提言したいビジョンは自分の中で固まりつつありますが、色々な人の意見を取り入れて、まだまだブラッシュアップしなければなりません。

幸いなことに、智力と行動力に富んだ頼りになる先輩方をはじめ、「浜松をなんとかしたい!」という方々が数多く周りにいるので、これをきっかけに骨太なプランが描けることを自分自身も期待していて、そのために、行動します。

「企業のブランディング」と「地域のブランディング」。資源(強み)を活かして、価値を最大限に高める必要があるのは、どちらも同じです。継続性をもって取り組めるような「地域にとってのブランド戦略」を、これからしっかりと考えていきたいと思います。

●55634ホームページ/http://55634t.com

2013年7月30日火曜日

工事用看板&エキュート立川|ぬくもり工房

この秋、浜松・染地台に新ショップをオープンする「ぬくもり工房」さんの工事用看板ができあがりました。地鎮祭も終わり、来月にはいよいよ上棟となります。

「工事用看板までデザインするの?」と聞かれそうですが、はい、ブランディングにとって必要であればデザインします。看板は横長のデザインで、文字のバランスに多少苦労しましたが、なんとか良い収まりでデザインできたかと思います。


今週から東京のエキュート立川での出展が始まり、ディスプレイ制作等の展示監修をしてきました。こうして首都圏展開が見えてきたところで、地元・浜松でも着々と次なる準備が進んでいます。

「価値ある遠州モノを発掘してラインアップする」というテーマのもと、遠州地方の逸品たちが、もっともっと注目を浴びて世に出るよう知恵を絞っています。きっと首都圏での出展経験が、新ショップに活かされることでしょう。

首都圏と地元の動きが、日程的にちょうど重なったので大々的に見えますが、ブランディングをしていく上では、ちょっとしたきっかけが大きな商談に結びついたり、結局は小さなチャンスの積み重ねでしか、ブランドとしての堅実な成長は望めないと日々感じています。

さて、この秋オープン予定の新ショップ。オープンまでの最新情報はぬくもり工房さんのホームページ「お知らせ」でご覧いただけます。新ショップには展示方法や商品のプロデュースなど、総合的な監修に携わっているので、55634のブログでも随時お伝えできればと思っています。

●55634ホームページ/http://55634t.com

2013年7月18日木曜日

トライ&エラーに学ぶ

まもなく、独立して一年が経とうとしています。「あっという間でしょ?」と、聞かれることもありますが、一年前の状況を振り返ると、ずいぶんと長い期間だったように感じています。月日の流れとしては、あっという間でしたが、意識の中では大きな変化があったからです。

シュミレーションよりトライ&エラー
起業して最も実感したのは、このことかもしれません。独立前には色々な不安があり、何度も事業計画を考え、シュミレーションしてきました。ところが、いざ起業してみると、まさに絵に書いた餅。食べられません(笑)。

頭の中で描いていたプランより、実践の中でトライ&エラーを繰り返した方が、はるかに成果を上げられることに気がつきました。十年ひと昔どころか、一年ひと昔のような時代の変化が、目の前にあるのです。

もちろん、事業計画を考えずに起業することを勧めているのではなく、ブレない「志」と大枠のシュミレーションがあれば、その後はトライ&エラーで柔軟な対応をしていくことが、今の時代は特に大切だと感じています。

経営者の視点からデザインを考える
自分が経営者になってみて、これまで以上に「経営的視点」で、デザインを考えられるようになりました。“デザインの力を信じているけど、デザインの力を過信しない”。そんな心境です。ブランディングに携わると、経営者の方が、デザイン面でこちら側に絶対的な信頼をおいてくれることがあります。もちろん、信頼のおける関係は、デザインにとって良好な結果をもたらすことの方が多いです。

しかし、デザインの力を信じすぎてしまうと、本来すべき商品の改良やサービスの向上などを、見落としがちになることもあります。それらに目を向けるためには「経営的視点」を持っていなければなりません。「なぜ売れないのか?」「どこに原因があるのか?」を、総合的に判断する力。

そして、デザイン自体のコスト意識。世の中にはもっとデザインが必要なものもあれば、過剰に装飾したものもあり、クライアントの宣伝広告費としての投資とコストのバランスを、常に考えなければなりません。デザインが投資として成果を上げることを、これからも意識していきたいと思います。


さて、8月が終われば、ようやく一年。次年度に向けて「地域をブランディングする」という自発的な取り組みを準備しています。試行錯誤の日々は(一生?)続きますが、せっかく起業したので、楽しむことを忘れずにがんばりたいと思います。

●55634ホームページ/http://55634t.com