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2012年11月15日木曜日

「分かる」と「感じる」は違う

言葉はあくまでも「道具」である。そう思うことがよくあります。言葉の力を過信しすぎると、「分かる」ことや「説明する」ことばかりを重要視して、人間の直感による「感性」の部分を見落としがちになるからです。

たとえば身近なところでは、Googleマップを見て行った気になるのは「分かる」こと。実際に現地に行って街を歩いてみるのは「感じる」ことです。街を歩いてみると、気候や街なみ、現地の人も含めて、その街を好きにことがありますよね。このことはデザインにおいても同じことが言えます。

例を挙げれば、名刺。ご自分で名刺を作ると、言葉で情報を詰め込もうとしがちです。言葉で「分かって」もらいたい。しかし、名刺には言葉のほかに、紙の種類、厚さ、書体、文字の配置、ロゴマークなど、さまざまな要素があり、受け取る側はそれらを総合的に「感じて」いるのです。つまり「私は信頼できる○○です」と言葉で載せるよりも、紙の厚さを厚くするだけで名刺を受け取った相手に「信頼できそうだ」と感じてもらえる可能性があるのです。

そして、「分かる」より「感じる」ほうが、人の記憶にはるかに残ります。

これからの時代は、論理的に長けた人よりも感性が豊かな人が活躍する時代。そして、その感性を支持するファンや顧客によってコミュニティができる。そのような時代にシフトしていくと考えています。

2012年9月20日木曜日

フラックス世代

アメリカを中心に「フラックス世代」と呼ばれる人たちが誕生している、と先日ニュースで知りました。フラックス(flux)とは「流動、絶え間ない変化」を意味し、未来が不確実な世の中で、流動的に自分のポジションを変えて、かつ楽しめる人のことを指すようです。

もうひとつの特徴は「未来志向」であること。過去のビジネスモデルや慣習にとらわれず、自分のスキルを活かして柔軟にベストな方策を決める。そして、フラックス世代は、IT系や広告業界に多く存在し、実は自分も「フラックス世代だよね」と言われたことがあります。

でも、そもそもいつの時代も「未来は不確実なもの」ですよね。そして、「自分のスキルを活かしてベストな方策を決める」のも、いつの時代もしかりだと思います。ただこうして「フラックス世代」と呼び名がつくことは、「草食系男子」のように1つの時代の流れでもあると感じています。

僕の周りの尊敬できる「フラックス世代」の方たちは、そのような呼ばれ方をされなくても、淡々と粛々と、自分のスキルを活かして社会に貢献しています。そして、何より自分の人生を楽しんでいます。名は体を表すけれど、本当に大事なのは中身。それを忘れずに日々前進あるのみです。

【ホームページ】http://55634t.com