2013年6月23日日曜日

遠州ー富士山ー東京・つながり

2013年6月22日、ついに富士山が世界文化遺産に登録されました!静岡県民としては喜びもひとしおで、静岡県にとって大きなターニングポイントになることは間違いないでしょう。同じ県内でも、割りと距離のある(富士山からは100kmちかく)浜松市ですが、快晴の日には富士山がはっきりと肉眼で見えます。
このときを狙っていたわけではありませんが、実は2年前に、浜松市の伝統織物「遠州綿つむぎ(えんしゅうめんつむぎ)」富士山柄を、ご提案して制作したことがあります。遠州綿つむぎを取り扱うぬくもり工房さんは、静岡県に本社を構えています。そのため、もちろん富士山をイメージした柄を持つ必然性があり、全国展開するときにブランドとしてのメッセージ性が増すと、当時から考えていました。糸の色や織幅は(試行錯誤を重ねながら)僕がデザインさせていただきました。

そして、なんとこのタイミングで、来月、東京にて期間限定ショップのオープンが決まったのです。7月29日(月)〜8月18日(日)まで、ぬくもり工房さんがエキュート立川出展することになりました。売り場は、約13坪。期間限定とはいえ、これだけの広さを任されることは、首都圏展開の大きな一歩になることでしょう。遠州綿つむぎだけでなく、手ぬぐいやガラス工芸品など、このスケールの売り場が遠州ブランドで埋めつくされると思うと、展示監修の責任感もさることながら、今からワクワクしています。
さて、この時を待っていたかのように、富士山柄の富士山が、展示のメインビジュアルを飾る予定です。かなり大きなスペースで、デザインするのもひと苦労でしたが、ぬくもり工房さんらしい売り場ができることを確信しています。

首都圏に在住の方、そうでない方も、期間中にぜひ一度足をお運びくださいね。


■7月29日(月)〜8月18日(日)エキュート立川(3Fイベントスペース「TORICO」)


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2013年6月14日金曜日

静岡県・地域づくりアドバイザー

2013年度から、静岡県の「地域づくりアドバイザー」に選出されました。約90名ほど認定された地域づくりアドバイザーの中でも、30代は最年少世代(自分が最年少かどうかは分かりません・・)ということで、若輩者ながらご期待をいただき、身が引き締まる思いです。

30代は、世代をつなげる接着剤
「地域をリードする」という意味では、多くの経験を積んだ諸先輩方に遠く及ばないのは明白ですが、30代だからこそできる役割もあるかと感じています。そのひとつは、20代の若者たちの気持ちを汲み取ることができる世代、ということでしょう。つまり、上の世代と下の世代の楔(くさび)の役割を担えるのが、30代の大きな利点です。

サッカーでいうと「ボランチ」のような役割でしょうか。まだ頼れる人脈が少ない20代が、経験豊富な世代の知識を必要としているときや、高年齢層のグループが20代の若い力を活用したいときなど、その中に30代のキーパーソンがいるだけで、さりげない円滑油になり、グッと推進力が増ことがあります。

地域にとってのブランディング
「地域をつくる」と言っても、結局はひとりひとりの「個」の力が不可欠です。これは自分自身もしかりで、日々淡々と自分のできることを精一杯やること、そして、ときに熱意を持って「個」をつなげること。こうした地道な活動が、何かのきっかけで大きな成果につながることを信じています。

ほかの地域を視察して学ぶことも大切なことですが、まずは自分たちが暮らす「身の回りの資源」に気づくこと。そして、それを最大限に活かすことが、地域づくりの原動力になると感じています。身近な資源に気づきにくいのは、企業も地域も同じことで、自分たちの魅力を「見える化」する、という観点においては、地域にとってもブランディングは重要です。そのために、今年は自分にとっても、地域にとっても、ひとつ重要なアクションを起こす予定です。

人づきあいから、地域への関心が深まる
それにしても、静岡県は東西に長いです。東部から西部まで、太平洋に面して約155kmもあるとのこと。しかし、これまで「伊豆」と聞いてもどこか遠く感じていましたが(実際に距離は遠い・・)、地域づくりアドバイザーを務める飯倉清太さんとつながったことで、県東部に対しての関心が強くなり、静岡県を面としてとらえる機会も増えました。

やっぱり、当たり前なことですが、すべてのムーブメントは「人」からですね。せっかくいただいたポジションに恥じることのないよう、これからも地道に(ときに熱く)静岡県の底力を向上させていきたいと思います。

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2013年6月9日日曜日

日本のアイデンティティ

東京駅・丸の内側(旧東京中央郵便局局舎)にオープンした「KITTE(キッテ)先日東京に行った際に立ち寄ったのですが、これまでの商業施設にはない、ひとつの特徴を感じることができました。

それは、「日本」の生活雑貨や伝統工芸品を扱うショップが、かなりのボリュームで集積されているということです。中川政七商店、クラスカ、拭う鎌倉など、その並びは、まさに東京駅が、日本の玄関口であるという意志を感じるものでした。


デザイナーと伝統工芸のコラボレーションや、海外を含めた新たな販路開拓など、日本の生活雑貨・工芸品は、これまで長い間、模索を続けてきました。そのどれもが、日本の美意識・文化を再定義するかのごとく、試行錯誤をしながら「日本らしさ」を追求してきたように思います。

そして、伝統と革新のハグルマが噛み合ったブランドたちが今、いよいよ「点」から「線」になろうとしています。こうした動きは、日本各地でじわじわと広がっていて、特に30〜40代の経営者を中心に、これから世界に発信するべきカタチが、徐々に見え始めているように思います。


ただやみくもに新しいデザインを追い求めるのではなく、「日本らしさとは何か?」を常に考えることが最も重要であり、その原石を見つけたら、トライ&エラーを繰り返し、磨きをかける。そのような取り組みの中から、日本が世界に誇れる逸品が、ひとつでも多く生まれることを願っています。自分も微力ながら、サポートしていきたいと強く感じています。


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2013年6月2日日曜日

オープニングパーティ@カギヤビル

浜松の街中に佇む、築50年以上のカギヤビル。様々なジャンルのクリエイターやショップが入居し、文化発信拠点として再生を図るプロジェクトが、今年から本格的にスタートしました。その中の一室を借り、現在4名のクリエイターとシェアオフィスとして利用しています。
2ヶ月ほどの改装を終え、ようやく完成したシェアオフィス。昨日は、お披露目を兼ねてオープニングパーティを開催しました。建築士、グラフィックデザイナー、華道家、映像クリエイターなど、参加者の業種は多岐にわたり、約50名ほどの方々にお越しいただきました。

今回の企画は、カギヤビルでの活動を知ってもらうほかに、街中に足を運んでもらうこと、人と人がゆるやかにつながること、を目的としていました。買い物や飲み会のために街に足を運ぶのではなく、知り合いを訪ねて街中へ。それだけで街中に来る十分な動機になるし、また、どこか懐かしく学校のような居心地を感じてしまう古ビルで、リラックスしながら親睦を深めていただきました。
こうした活動を通して、何か新しい動きにつながっていければと思っていますが、もちろん自分たちだけでは「点」でしかなく、色々な取り組みをされている方とつながりながら、少しでも長い「線」になり、やがて「面」になることを期待しています。そのために、日々淡々と本業に取り組み成長し、ときに熱く、人と人をつなげていきたいと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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2013年5月26日日曜日

飲み会以上、同窓会未満

昨日、高校の同級生と後輩たちによる「大宴会」を主催しました。春と秋の半年に一度のペースで、今回で4回目の開催となりました。浜松に居を構えている人はもちろん、東京や大阪をはじめ、海外からも、これまで100名以上の同窓生たちが、浜松に一堂に集い、親睦を深めています。

“飲み会以上、同窓会未満”をキャッチフレーズに掲げる、この大宴会。同窓会ではなく、「同窓会未満」というのが、ポイントです。同窓会は、参加する人にとって「特別な場」であり、セレモニー的な意味合いが強いのですが、大宴会の目指すところは、「日常の場」です。学生時代にたとえるなら、いわば「放課後」のような、ゆるやかな場です。

たとえば、10年に一度の同窓会で集まると、近況報告と懐かしい話に花が咲き、「これをきっかけに、また会おう!」と、お互い誓い合ったりします。しかし、お互い忙しくて結局連絡を取らなくなってしまうことが、多いでしょう。そこで、半年に1度、日常的な宴会が開催されていれば、「じゃあ半年後に!」と気軽に言えたり、「次回は行けそうにないけど、秋にはぜひ!」と、近いうちに再び会うきっかけが、生まれやすくなります。

同じ年代なので、仕事や家庭の悩みに関して共感できる部分が多く、先輩と後輩間での仕事の相談や、主婦同士の子育て話など、この会の存在意義は、それぞれの参加者の中にあります。会に意味をもたせようと何か大義を掲げるのではなく、幹事である自分の役割は、「半年に一度、場をつくる」ことでしかありません。

きっと僕の知らないところで、抱えていた悩みが晴れたり、仕事の人脈が生まれたりしているはずだし、この会がきっかけになって、「浜松に帰って働こう!」と決意した人もいます。なにより、半年ごとに、友人たちの元気な顔を見れるだけで、嬉しいことです。幹事が熱を入れすぎると、長続きしなくなるのがオチなので、なるべく継続的に「場をつくる」ことができるよう、ただの人数把握と会場手配ぐらいの役割に専念したいと思います。

こうして、楽しい宴が終わった翌日、半年後の開催に向けて、ふたたび日付に記を打つのでした。

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2013年5月19日日曜日

ひらめきのメカニズム vol.1

コピーライターになって以来、常にアイデアを求められる仕事を、約8年間続けています。「いつひらめくの?」「ひらめかない時はどうしてるの?」など、これまで「ひらめき」に関する質問を、数多くいただいてきました。

一般的に「ひらめく」とは、偶然の出来事として捉えられています。しかし、アイデアを出すことを稼業にすると、納期があり、報酬が発生します。つまり、責任を持って「ひらめかなればならない」のです。そんなプレッシャーの中、毎回どのようにして(なんとか)ひらめくことができるのか、誰にでも使える、ちょっとしたスキルをご紹介します。

頭のコンディションを整える。
「頭を使う」ことは、肉体労働です。脳だって身体の一部なので当然のことなのですが、意外にこのことは忘れられています。午前中、午後、夕方など、一日の中でも時間によって、頭のコンディションは異なります。たとえば、昼食後は眠くなりやすく頭が働かないなど、どの時間帯にアイデアを考えるかは、極めて重要なことです。

事例を探さず、自分の頭で考える。
何かを考えるときに、すぐに過去の事例や参考資料を探す人がいます。しかし、これほどもったいないことはありません。誰しも人生で培われた感性があり、それは個人の特有なものです。さらに、人生における様々な経験も、固有なものだといえるでしょう。自分の頭で考えるとは、その固有な感性や経験が、ユニークな発想の源泉になるということです。

「誰かが考えた何か」をマネてしまうと、せっかくの固有の資源を活用できません。まずは、自分の頭でとことん考える。参考資料を見るのは、その後にしましょう。するとアイデアが広がり、「自分の考え」と「誰かの考え」が、自然とコラボレーションを起こし、アイデアとして熟成されます。

思いつかなければ、あきらめる。
どうしてもアイデアが思いつかない場合、いさぎよく考えることをやめます。無理矢理アイデアを出そうとするのをあきらめて、気分転換をしてみます。たとえば、運動をしたり、別の仕事をするなど、頭の中が完全に切り換わることをするのがベストです。

頭の中をリフレッシュしてから、再びアイデア出しに向かうのです。いっけん回り道をしているように聞こえますが、実際は気分転換をした方がアイデアが出やすくなり、時間を有効に活用できるのです。

このように、ちょっとした工夫で「アイデアが出やすい環境」をつくることができます。もちろん、簡単にアイデアが出るわけではありませんが(そんな簡単に出れば苦労はしませんよね)、誰にでもすぐに実践できる方法を挙げてみました。

まだまだ他にも色々な手法があるので、記事タイトルを「vol.1」としました。また折をみてご紹介したいと思います。

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2013年5月11日土曜日

峯野牧場|ロゴマーク・パンフレット

浜松・引佐の山奥にある、峯野牧場(みねのぼくじょう)。緑が生い茂った森の中で、すくすく育った「峯野牛」は、お肉本来のうまみが口の中いっぱいに広がり、あっさりしたで、特に赤身がおいしいのが特長です。その峯野牛をPRするために、ロゴマークとパンフレットのデザインをご依頼いただきました。
「みねのが育てる牛だから(^^)」と、峯野さんが思わず言ってしまいそうな(実際に言ってるかも?)遊び心のあるロゴマーク。小さな牧場という特性を活かして、一度見たら忘れられない印象に残るデザインをご提案しました。

パンフレットの表紙は、軽快でポップな印象に。あーだこーだとキャッチコピーで言うとリズム感がなくなるので「うまみが自慢!!」とキッパリ。個性的でインパクト重視。食料品の販促ツールは、あまり淡泊なデザインだと物足りないし、かといってコテコテすぎると雑多に感じられるし、サジ加減が難しいところです。
中を開いてみると、こだわりがしっかり詰まっている構成です。峯野牧場は、 肉牛部門で『しずおか農水産物認証制度』の第一号に認定されるなど、育成方法だけでなく品質管理にも力を入れているので、そのこだわりが伝わるような表現を心がけました。
お肉の撮影もお任せいただき、カメラマンの大野さんに、シズル感のある写真を撮影していただきました。お肉をのせるお皿と葉っぱを自前で持ち込み、お肉をひたすら並べる作業。デザイン業は、決してキレイな仕事ばかりでなく、本当に地味な仕事も多々あります。基本は裏方ですから。

裏面では、おいしそうな肉の写真を余すことなく掲載。表と裏のどちらを表紙にしても格好がつくような「両A面」のデザインにしました。こうすることで、手渡すときに渡す相手によって効果的な面を選べるし、店頭に置いても2種類のパンフレットがあるように見えます。

峯野牛は、今のところ大体的に販売しているわけではありません。でも実は、プロの料理人からも評価されている、いわば、知る人ぞ知る銘牛肉です。これから夏にかけてのバーベキューシーズン、「うまみが自慢!!」の味わいを皆さんでいかがしょうか。

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